教えない少年野球指導法コーチング
子どもはうまくなりたい!
お父さん、お母さんも子どもにうまくなってほしい!
と思っているのは当たり前ですよね。
その思いが、どうしても
「教えてあげよう、教えてあげよう、」
という行動に出て気づいたことをどんどん教えてしまう。
一見いいことのように思えます。
どんどん教えることの何が悪いのかと思うかもしれませんね。
例えば、身体が開くくせと、バットが遠回りする悪いクセがあったとします。
それを何度も交互に注意されるという状況になれば
だんだん、言われたくない気分になってくるものです。
あなたも人に、あれこれ指摘されて、
やる気が失せてきたことがあるのではないでしょうか。
プロ野球のコーチでも、打者のフォームを
「そのフォームでは、プロで通用しないから、変えなさい」
と半ば強制的に指導しているコーチもいるようです。
マリナーズのイチロー、元ドジャースの野茂がコーチから
フォーム変更を提案されたけれど聞き入れず、
一流になったことは何か象徴的です。
そこでお父さん、お母さんに一度立ち止まって、、
少年野球のコーチの役割、指導法、教え方についてじっくりと
考えてみて欲しいのです。
コーチの役割というのは少年野球に限らず、
「その子の能力を引き出す」
ことです。
「どうすれば、こどもがうまくなるか?」
「どうすれば、理解して実行できるか?」
など、コーチが考えておいて情報を集めておきます。
子どもの能力を引き出すには
子ども自身が自分で考え、トライして、失敗して、
うまくなっていくことが重要なポイントです。
そして子どもが問いかけて来たとき、
コーチの出番です。
その時、
・どれだけの引き出し、言葉をもっているか?
・どれだけ的確に教えることができるか?
日ごろから考えているコーチが少年野球の名コーチです。
バットが遠回りしているなら、
「なぜ、バットが遠回りすると思う?」
「そうするには、どうしたらいいと思う?」
という風に子どもに自分で考えることを習慣づけ、
実行に移せるよう導いてあげる。
メジャーでは、
「教えない野球コーチこそ、名コーチ」
といわれています。
お父さん、お母さんは、子どもに教えよう、教えようと
しすぎていないか、振り返って子どもにとって最高の少年野球コーチになりましょう!
楽天ゴールデンイーグルスの野村克也監督著
P141も見ておきましょう↓
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